夏の走行トラブルを防ぐ!プロが教える夏のタイヤセルフチェック項目

夏本番! 楽しいロングドライブの前に、大切なタイヤのセルフチェックをしませんか?

出発前に軽く点検するだけで安心・安全なドライブが実現できるなら、やらない手はありませんよね。今回は、誰でも簡単にできる「空気圧」「ひび割れ」「偏摩耗」の3ポイントを、プロ目線でわかりやすく解説します。

【なぜ夏のロングドライブ前にタイヤチェックが重要なのか?】

夏のロングドライブではタイヤに普段の街乗りとは比べものにならない負荷がかかります。

  • 高温環境での長時間運転:路面温度は真夏日で60℃を超えることもあります。
  • 高速走行の連続:回転数・発熱量ともに大きく上昇
  • 重い荷物の積載:車重増加でタイヤ負荷が増大

これらが重なるとバーストやパンクのリスクが高くなるため、出発前の数分のチェックが旅全体を守るカギになります。

【チェック1】空気圧 – 安全の基本中の基本

なぜ空気圧チェックが重要なのか

適正空気圧はタイヤ性能を最大限に引き出す生命線です。

  • 燃費向上:適正圧なら燃費が約2 ~ 5%改善すると報告されています。
  • タイヤ寿命延長:偏摩耗を防ぎ長持ち
  • 安全性確保:ブレーキ性能・グリップ力を適正に維持

空気圧のチェック方法

  1. 適正値を確認:運転席ドア横のラベル(前後輪で異なる場合あり)
  2. “冷間”で測定:走行前または走行後2 ~ 3時間以上経過している状態で行います。
  3. エアゲージで計測:ガソリンスタンド備え付けか携帯ゲージを使用
  4. 不足分を補充:車両指定空気圧±0〜+20 kPa以内に収めるのが推奨範囲です。

夏場の注意点

外気温が10℃上昇すると空気圧は約+10 kPa上がると言われます。
だからといって冷間時に意図的に低く設定するのは推奨されません。必ず車両指定空気圧を基準に管理し、長距離・高速走行前に点検を行いましょう。

【チェック2】ひび割れ – 危険信号を見逃すな

ひび割れが起こる主な原因

  • 経年劣化:ゴムの弾性低下
  • 紫外線:太陽光による酸化・亀裂促進
  • 温度変化:寒暖差で材質が硬化・軟化を繰り返す
  • 空気圧不足:過度のたわみが発生しクラックの元に

チェックのポイント

  1. サイドウォール全面を目視(ライトで照らすと見やすい)
  2. トレッド溝の底や壁面にも毛細クラックがないか確認
  3. 深さ1mm以上またはひびが目立つ(例:10cm程度)なら早めに専門店へ相談
  4. 網目状・コード露出は使用中止→交換

【チェック3】偏摩耗 – タイヤからのメッセージを読み取ろう

代表的な偏摩耗のタイプと原因

  • センター摩耗:空気圧過多
  • ショルダー摩耗:空気圧不足・急カーブ過多
  • 片減り:ホイールアライメント不良
  • 波状摩耗:バランス不良・サスペンション異常

簡易チェック手順

  1. 1円硬貨の「1円硬貨」を溝に差し込み、完全に隠れなければ要注意(残り溝1.6mm未満)
  2. タイヤを少しずつ回し全周を確認
  3. 同一軸2本を左右比較し、摩耗パターンを記録

【プロからのアドバイス】こんな症状も要チェック!

  • ハンドルや車体の振動:バランス・アライメント不良の疑い
  • サイドウォールの膨らみ(ピンチカット)や異物刺さりは即交換
  • 異音(ゴロゴロ音・うなり音)は内部損傷の可能性

【まとめ】安全なロングドライブのために

  • 空気圧:車両指定空気圧を基準に月1回以上チェック
  • ひび割れ:深さ1mm以上または目立つひびは早期相談
  • 偏摩耗:1円硬貨テストで残り溝を確認し、不均一摩耗は原因を点検

不安な点があれば専門店へ。セルフチェックで不安ならぜひお店にご来店。経験豊富なスタッフが安全なドライブをサポートします。

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